相続登記を行わなくてはならない理由の大きな要因の一つとして、身内に迷惑をかけないという点が挙げられます。実際に、相続登記の相談を放置し続けてしまうと子供や孫世代に対してまで自分の行動がリスクを伴うことになってしまいます。そもそも、相続というのは家族がいる限りはずっと行われるものです。その代だけで終わるものではなく、後年にずっと続いていくものであるため。
権利関係が中途で止まってしまうと、それを整理するために子供や孫の世代が代わりに手続きをしていかなくてはならなくなります。実際に、不動産に関しては所有権を確定させるために登記手続きが必要になるので、これが存在していないと一体誰にその権利が帰属しているのかが不透明の状態になります。不動産というのは財産にあたるものですので、この財産上の権利が誰に属していないのかがわからない状態ははっきりと良くないです。子供や孫に対して財産を残したいと考えている場合には、必ず不動産の登記手続きを済ませておかなくてはいけません。
相続登記の相談を司法書士に行っておけば、複雑な問題であったとしても容易に解決してくれます。専門的な観点から手続きを進めていくことになるため、依頼人が分からない所であってもポイントをあげてきちんと整理していきます。ですから、安心して任せることができますし権利関係をまとめることができます。相続登記の相談を前もってしておけば、登記簿上に本当の所有権者を記載できるようになりますので将来的な権利関係も確実になります。